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設備工事業の受注高が4ヵ月連続の増加。平成18年11月分は前年同月比9.8%増 |
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2007年2月8日 |
1月31日に国土交通省から「平成18年11月分(速報)の設備工事業に係る受注高調査結果」が公表された。 発表された基礎統計資料によると、平成18年11月分の設備工事業に係る各工事主要20社の受注総額は2,317億円で前年同月比9.8%増となり、4ヵ月連続の増加となった。 発注者別に見ると、民間は2,127億円で前年同月比18.7%増と、4ヵ月連続の増加となった。 一方、官公庁は190億円で同40.3%減となり、2ヵ月ぶりの減少となった。 工事種類別の受注高は次のとおり。 電気工事=1,164億円で前年同月比11.1%増(民間22.7%増、官公庁48.1%減) 管工事=999億円で同4.1%増(民間11.2%増、官公庁44.3%減) 計装工事=219億円で同26.5%増(民間31.9%増、官公庁6.5%増) 本調査結果は、(社)日本電設工業協会(主要20社)、(社)日本空調衛生工事業協会(主要20社)、(社)日本計装工業会(主要20社)の調査結果を国土交通省総合政策局がとりまとめたものである。 なお、これは速報値であり、確報は後日公表される予定だ。 |
美和ロックが専用サーバーで解錠権利を管理するカードロックを開発 |
2007年2月8日 |
美和ロックは、専用サーバーにアクセスすることで、鍵の解錠権利の認証データを管理・発行する電池式カードロック「FKL」を開発し、販売を開始した。非接触ICカード技術方式の「Felica(フェリカ)」を搭載したカードまたは携帯電話に認証データを書き込み、FKLの鍵として使用するもの。不正複製・変造が困難なFelicaを採用することで、防犯性能を高めるとともに、迅速で簡便な鍵管理が可能になるとしている。 FKLは、解錠権利の認証データの管理業務を専用サーバーで行うことにより、対象となる物件の鍵を管理するシステム。賃貸物件の管理者が、パソコンでIDとパスワードを入力し、同社が管理するサーバーにアクセス。パソコンに接続した市販のFelicaポート/パソリ(Felicaのデータ読み取り・書き込み機)で、選択した登録物件の解錠権利の認証データをFelicaカードもしくは携帯電話にダウンロードする。使用方法は、認証データを書き込んだFelicaカードや携帯電話をFKLにかざすことで施錠・解錠する。 入居者が退去したり、鍵として使用中のFelicaカードまたは携帯電話を紛失したりした場合には、新しいデータをダウンロードしてFKLに登録することで、これまでのデータが使用できなくなる仕組み。入居希望者の内覧や修繕業者の工事などの場合には、有効期間を設定した時限カードの発行も可能となっている。また、複数の解錠データを同時に書き込めるので、従来のように各部屋の鍵をその都度借り出したり、返却したりという手間が不要になる。 ロックは電池式で配線が不要なため、通常の錠前と同様の取り付け工事で導入できるとしている。FKLは、部屋以外にも、共用エントランスや駐車場ゲート、宅配ロッカーなどの設備でも運用が可能だ。 |
九電工がインターネットを利用したビル総合管理システムを開発 |
2007年2月8日 |
九電工は、インターネットを利用して、低コストでビルの総合管理システムを構築・運用する「Q-BEMS」を開発。このほど、熊本県益城町にある再春館製薬所の本社・工場で適用し、初の本格運用を開始した。 同システムは、電線に装着したクランプを通過する使用電力データをゲートウェイに集約。ゲートウェイに集積されたデータをコンピュータ信号に変換し、インターネットで送信する仕組みで、汎用コンピュータで利用できるのが大きな特徴となっている。インターネットを利用することにより、複数建物の空調・熱源、給排水、受変電、電気・照明、防災・防犯の各設備を共有化および一括管理でき、遠隔制御も可能となっている。また、専用の回線などが不要なため、ビル管理のトータルコストを大幅に削減できるという。 同社は、昨年4月に施行された改正省エネ法と、制御盤の更新時期を迎えているビルの増加に対応することを目的に、同システムを開発。インターネットに接続できる環境であれば、パスワードを入力するだけで誰でも、どこからでも利用が可能となっている。 同社によると、改正省エネ法第2種(エネルギー使用量・原油換算1,500kl)以上となるビルに導入することで省エネ効果が発揮され、従来の制御システムと比較して、コストを約半分に抑えられるとしている。さらにVPN・ファイアウォールなどのネットワークセキュリティにより、情報流出なども防止する。 同社は、オプションのサポートサービスとして、運転監視・警報、定期点検、エネルギー分析・評価・各種報告書作成を有料で行う。また、各支店・営業所が緊急連絡や緊急対応サービスを実施する。さらに、機器診断・保全計画書の作成、更新リニューアル設計の提案、省エネ提案(電気・空調管・通信)、NEDO-BEMS導入支援事業のコンサルタントといったサービスも提供していく考えだ。 |
五洋建設とスカイコムが携帯電話で生コン強度を管理できるシステムを開発 |
2007年2月22日 |
五洋建設は、携帯電話を活用した建設現場管理システムをスカイコムと共同で開発した。 同システムは、生コンの強度データを現場から携帯電話で送信し、インターネットサーバーを介して工事事務所のパソコンで管理するもの。従来の生コン管理手法は、打設結果のデータを現場でメモ帳に記録し、事務所に戻ってパソコンに入力して一覧表などを作成していたため、職員に負担がかかる業務となっている。同システムでは、サーバーでデータベース化して管理帳票を作成するので、事務所での作業を大幅に軽減。現場と工事事務所間の往復も不要なため、データの入力や整理などの事務所作業が省略でき、生コンクリートの強度を効率的に管理できるのが特長となっている。 土木、建築工事を問わず、幅広い工程に導入できるため、職員の現場管理時間の増加や、建設物の品質向上にもつながるとしている。 携帯電話で送信するデータは、スランプ値や空気量、単位水量、コンクリート温度などで、異常値が入力された場合は警告音で知らせる仕組み。簡単な入力作業で済むため、操作性に優れるとしている。 サーバーで作成される管理帳票は、一覧表(現場試験や1週4週強度試験結果)や工程能力図、分布グラフ(ヒストグラム)など。事務所のパソコンからアクセスし、必要なデータをダウンロードできる。Excel形式のファイルで作成されており、データの修正も可能となっている。 同社では、今後、同システムを全社的に導入するとともに、スカイコムを通じて地場の中小建設会社向けに販売を開始する。6月から開始する予定で、2007年度は約50社への導入を目指す方針。 さらに、両社では今後、安全管理や品質管理など用途を拡大するとともに、原本性を高めるため帳票のPDF化を進めるなど機能の向上を図っていく考えだ。 |
竹中工務店が無線通信を活用した環境モニタリングシステムを導入 |
2007年2月22日 |
竹中工務店は、日立製作所と共同開発した「無線環境モニタリングシステム」を、2006年10月に竣工した自社の設計・施工物件である、洋菓子製造・販売のグレープストーン浦和工場(S・SRC造5階建て延べ約10,000m2)に初適用した。 同システムは、日立が保有するセンサーネットワーク情報システムを活用し、室内の温・湿度のほか、パーティクル(空気中の微粒子)数を無線通信で常時監視するもの。異常感知時には問題が発生した空調系統を特定し、管理者に警告する。主な機能として、センサー情報の施設マップ上への表示や製造品別のグルーピング管理、ユーザー設定によるリポート作成、個別の監視域設定、空調系統の表示などがある。省電力方式の通信規格(ZigBee)を用いることで、長期間のメンテナンスフリーを実現。従来の有線システムと同等のコストで導入できるとしている。 同工場は、グレープストーンの基幹工場として衛生管理に最大限配慮したHACCP対応工場。1階と3〜5階に温湿度センサー54個と中継器20個のほか、4階にパーティクルセンサー4個を設置。データの受信範囲や建物の構造などを考慮しながら、各種機器を最適配置した。 環境変数データについては、センサーから中継器を介して各階の基地局に無線で配信。基地局とサーバー間は有線で接続し、データは館内端末のパソコンなどで常時確認できる。環境変数に異常が見られた場合は、管理用パソコンにアラームが表示される仕組み。パーティクル数をもとに環境微生物の浮遊状況をリアルタイムで推測する機能も備えている。 無線センサーの活用により、配線工事が不要なため、有線では対応が困難な製造ラインの変更が容易。センサー設置後の位置移動や測定ポイントの追加も自由に行えるとしている。 同社は、今回の実績をもとに、食品関連に加え、医薬品工場への同システムの提案活動を積極的に展開していく方針だ。 |
ダイキン工業が「生産性」、「操作性」、「データ相互性」の3つを軸に機能を向上/追加した設備CADの新バージョンをリリース |
2007年月22日 |
ダイキン工業は、操作習得時間が不要な設備専用CAD「FILDER_PLUS(フィルダープラス)」の新バージョンV1.8を2月14日に発売した。 今回のバージョンアップでは、「生産性」、「操作性」、「データ相互性」の3つを軸に機能アップを図っている。他CADで作成されたデータやFILDER_PLUSで描いた図形に、躯体の属性情報を付加(躯体化)する機能を追加し、3次元表示の際に、より正確な図面チェックが可能となっている。また、立体図を自動生成するアイソメ機能として視点方向、アイソメ形状、手動作図などを強化するとともに、ダクト部材の追加や、座標指示方法、複写・移動、シート(レイアウト)機能なども強化し、操作性や生産性も向上させている。 また、汎用CADの中で最も多く使われているJW-CAD(フリーソフトの2次元汎用CAD)の操作性を分析し、同等の操作性で専用CADの高機能性を実現。直感的に選べる文字中心のアイコンを配置し、躯体、空調、衛生、ダクトなどの各設備がボタン1つでシンプルに作図できる。そのため、他の汎用CADの利用者でも違和感なく、スムーズな操作が可能となっている。 このほかに、空調機の室内機と室外機のルーティング/口径計算を自動で行い、物件の複数階ある図面データに対し、機器表と系統図を自動作成できる機能を空調設計オプション「かんたん空調設計機能」として用意。この機能により、作図時間を大幅に短縮できる。具体的には、室内機種類からワンタッチで機種を絞り込む機能や配置した空調機の室外機と室内機をボタン1つで自動ルート作図し、自動チェック(型番のチェック、室内機接続可能台数、合計容量範囲、入力合計値のチェック、室外機〜室内機までの実長、相当長のチェックなど)をする機能などがある。 価格は、FILDER_PLUS本体(スタンダード版)が135万円。オプションの空調設計機能は15万円となっている。 |
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